ブダペスト→ティミショアラ IC(11月10日)

筆者撮影筆者撮影



ハンガリーからルーマニアに向かう国際列車の本数は少ないです。本数が少ない理由は実際に乗車して納得しました。それでも、のんびりと走る汽車旅はいいものです。今回はハンガリーからルーマニアの国際列車を紹介します。

① 緑緑なルーマニア国鉄の車両

筆者撮影

ブダペスト東駅発15:10分のティミショアラ行き特急です。しかし、セルビアと同様、「特急」と言っても実際は「ローカル急行」の雰囲気です。ピカピカのウィーン行きレイルジェットと比べると、随分、くたびれた感じがします。私が乗った車両はルーマニア国鉄のものでした。外はくたびれていましたが、中に入るとびっくり。思っていたよりも近代化されているのです。ただ、車内が緑緑しているのです。なぜ緑色を選んだのでしょうか。

ルーマニアの国旗の色は、青、黄、赤、紋章にも緑色はありません。目にいいからでしょうか、謎です。とにもかくにも、15:10分、列車はブダペスト東駅を静かに発車しました。

② ガラガラのハンガリー発ルーマニア行きの国際列車

国際列車にも関わらず、車内はガラガラ。私の他に乗客は2~3人だけでした。それでも、時速100km/h程度でハンガリーの大地を疾走します。どこを見渡しても平原。ハンガリーらしい光景が広がります。いくつかの主要駅には到着しますが、あまりお客さんはのって来ません。あまり需要がないのでしょう。それでも静かな車内から大地に沈む夕日を見るのは実にいい気分です。

筆者撮影

筆者撮影

③ 国境駅で事件、隣の乗客がいなくなる

事件はルーマニアの国境駅、クルティチに到着した時に起こりました。ルーマニア警察が一人一人パスポートをチェックするのですが、隣の乗客はボロボロの証明書を警察に提出しました。ルーマニア語で正確には分かりませんでしたが「フランス」「モルドバへ」という言葉が聞こえてきました。おそらく、フランスに出稼ぎに行っているモルドバ人だと思われます。ルーマニア警察から厳しく質問が続きました。

彼にはうっすら涙を浮かべていました。ついに、荷物は車内に置いたまま、警察は彼を車外に出るように指示。そして、10分後、彼は戻ってきましたが、荷物を持って車内から消えてしまいました。彼が消えた後、列車はティミショアラに向けて静かに発車しました。彼は家族に会いたかったのではないでしょうか。彼の緊張した表情、涙が思い出されます。

④ ルーマニアの路面電車の注意

21:15分、列車は無事にティミショアラに到着しました。私は駅前のホテルを予約しました。と言うのは、ルーマニアの路面電車は停留所、運転手から切符を購入することはできません。キオスク、ミニスーパーで購入できますが、この時間だと全ての店が閉まっています。夜にルーマニアに到着する際は十分に注意しましょう。

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