【スロベニア・リュブリャナ】センス抜群の首都(10月13日)

筆者撮影筆者撮影

さて、今日はリュブリャナのレポートを書くわけですが、その前に一つお詫びがあります。本来ならばハイデルベルクからリュブリャナまでの直通列車をレポートするはずでした。ところが、難民問題によりミュンヘン~ザルツブルク間が不通に。このため、ミュンヘンでバスに乗り換えることを強いられました。よって、直通列車のレポートはできません。ご了承願います。

① チトー元帥の迫力と「十日間戦争」

チトー元帥

チトー元帥

最初に、現代史博物館に足を運びました。現代史博物館はティヴォリ公園の敷地内にあります。中心地から少し外れます。現代史博物館に入り「ユーゴスラビア」の展示ブースになると、ものすごく迫力のある胸像が私を迎えてくれました。そうです、チトー元帥です。

これはリュブリャナ城にいたチトー

これはリュブリャナ城にいたチトー

私は旧ユーゴスラビア(主にクロアチアですが)を研究対象にしたので、学生時代は「チトー」の文字を見ない日はありませんでした。私が無事、修了できたのはチトー元帥のお陰だと言っても過言ではありません。「浩之、よく来た。学生を終えてもユーゴスラビア諸国のことを忘れてはならないぞ」何か、背後からチトー元帥の声が聞こえるような感じでした。

これはシェンゲン条約に関する展示

これはシェンゲン条約に関する展示

次に、私が注目したのはスロベニア独立後の「十日間戦争」のブースです。スロベニアは1991年6月に旧ユーゴスラビアから独立宣言をしました。しかし、これを許さないセルビアを中心とする連邦軍がスロベニアに軍事侵攻したのです。結果、スロベニアによる粘り強い戦い、セルビアの事情により、10日間で戦争が終わり、独立が承認されました。これが「十日間戦争」です。

博物館では戦争中、家が焼かれ人々が傷つくビデオが流されていました。専門書では軽く「十日間戦争」と書かれることが多いです。しかし、この時、スロベニア人は「十日間」で終わるとは思わなかったはず。人々の恐怖感が胸に刺さりました。

② ユニークな橋を持つ首都、リュブリャナ

三本橋

三本橋

スロベニアは面積が四国と同じ、人口は約200万人。ヨーロッパでも小さな国です。そんな小国ですから、首都のリュブリャナは本当にコンパクトな街です。半日歩けば、中心地の土地勘を掴むことができます。街の雰囲気はウィーンに少し似ています。オーストリアに統治されていた名残なのでしょう。しかし、この街にはユニークなアイテムが数多くあります。例えば、街の中心にある「三本橋」が挙げられます。

この橋はかなりの至近距離に3本の橋が架かっています。思わず「3本もあって需要があるのかなあ」と呟いてしまいました。歴史をたどると中央が車両用、両端は歩行者用の橋として作られたそうです。それにしても、とても凝った橋です。私は気に入りました。

筆者撮影

筆者撮影

それと、三本橋以外の橋からの風景もまた美しいのです。独特の趣があります。多くの日本人観光客が橋から写真を撮っていました。

③ リュブリャナ城から見る景色 

17883664_1379621988725986_6734014272196964088_n

天気は相変わらず悪かったですが、ケーブルカーを使ってリュブリャナ城に行ってみました。リュブリャナ城は再建されたもので、今は歴史博物館になっています。

17883972_1379620885392763_300411761364659070_n

ただ、ある程度、スロベニアの歴史を知っていないと苦しいかもしれません。私は旧ユーゴスラビア時代のスロベニアの紋章に目が行きました。

17903518_1379621992059319_4962166842000047407_n

城からはリュブリャナの景色が楽しめます。晴れたいたらすばらしい風景なのでしょう。残念ながらこの日は雨だったので、このような景色になってしまいました。リュブリャナを城から見た正直な感想は「小さい」。「本当に首都かなあ」というくらい小さいです。少し不思議な感じがしました。

④ モダンな広告、装飾が多い街、リュブリャナ 

筆者撮影

筆者撮影

リュブリャナをぶらぶら歩くと、あることに気づきました。広告や装飾がとてもモダンでセンスが素晴らしいのです。中世や近世を再現した広告、装飾はヨーロッパの至る所で見られます。これほどモダンでセンスのある街は少ないのではないでしょうか。このセンスはクロアチアやセルビアなどの他の旧ユーゴスラビア諸国では見られないと思います。

筆者撮影

筆者撮影

例えば、とある宝石屋の広告。思わず、注目せずにはいられない強い視線力を感じました。また、店の側面に貼ってあった広告はセクシーでありながらセンスの良い広告。他のツアー客もこのセンスの良さに気づいて写真を撮影している方も見られました。それにしても、このセンスの良さはどこで身につけたのでしょうか。スロベニアの様々な街を訪れながら、その答えを見つけていきたいと思います。

筆者撮影

筆者撮影

前の記事 次の記事


Translate »