こんにちは。今回はベルリンでも絶対に? ガイドブックに載らないポイントをお伝えします。この記事を読むとベルリンに対する見方が少しだけ変わるかもしれません。
ベルリン市都市開発・環境省を現地視察
前日にサンスーシ宮殿で日本人観光客に出会いしました。そこからの繋がりで、ベルリン在住の建築家と一緒にベルリン市都市開発・環境省を訪れました。
待ち合わせ地点はアレクサンダー広場に近いヤノヴィッツ駅でした。この駅はUバーン(地下鉄)とSバーン(近郊電車)が乗り入れています。東西ドイツ時代、ヤノヴィッツ駅は東ベルリン側に属し、Uバーンの駅は「幽霊駅」として知られていました。
ベルリンの壁が崩壊した直後にUバーンの駅機能が復活。ベルリンで最初に復活した「幽霊駅」となりました。鉄ネタはこのくらいにして。ベルリン市都市開発・環境省に入るとベルリン市の都市模型が目に入りました。
ベルリン市内の建築物は市のマスタープランに基づいているため、建設会社が好き勝手に建てることはできません。この模型は市のマスタープランを反映させたものです。
一見すると、白色と茶色の建物がありますね。白色は1990年以前からあるもの、茶色は1990年以降に建てられたものです。
積み木みたいな平べったい建物もあります。こちらは今から建設されるもの。あらかじめビルの高さも決められているので、美観を損ねることがありません。
小サイズの都市模型もありました。こちらは東ドイツ時代の東ベルリンの模型です。東ドイツは団地を重視し、戸建てを軽視する都市計画を行いました。
戸建ては「ブルジョワ的」と解釈されたわけですね。文字だとわかりにくいですが、模型ですとよくわかります。なお、この都市模型は誰でも無料で見学できます。
ベルリンのコワーキング施設を現地視察
次に私たちはベルリンにあるコワーキング施設を見学しました。見学したコワーキング施設は「juggleHUB Coworking」です。
突然お邪魔して、作業中の写真を撮る気にはなりませんでした。みなさん、黙々と作業をしていました。
こちらはミーティングができる会議室です。写真だとわかりにくいですが、とにかく屋根が高い! 雰囲気のよいところでミーティングをすると次々と物事が進みそうですね。
中央にはパーティーができるように、ソファーとキッチンがあります。このキッチンがなかなかの本格派。日本にもコワーキング施設はありますが、ここまできちんとしたキッチンがあるコワーキング施設は少ないと思います。
さて、このコワーキング施設のすごいところは託児所があること。託児所は予約制になっており、利用する際は保育士が世話します。
このようなコワーキング施設はベルリンでも珍しく、取材も受けているようです。全てを真似することはできませんが、ベルリンの実例から日本も大いに学ぶべきではないでしょうか。そのように思ったベルリンの旅でした。
juggleHUB Coworkingの場所