国内のエスニック料理店1~ロシア料理店「ロゴスキー」~を振り返る

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みなさん、こんにちは。私は国内ではエスニック料理を楽しむことを趣味にしています。ここでは今まで食べてきたエスニック料理の思い出を書きたいと思います。

ボルシチ(ロシア料理店「ロゴスキー」・銀座)

左オリジナル、右ウクライナ

「ボルシチ」と聞くと「ロシアで生まれたスープでしょ」と認識している方が多いと思います。しかし細かいことを書きますが、ボルシチはロシアの隣国ウクライナで生まれたとされています。まあロシア料理店ではボルシチは定番ですけどね。

ここで紹介する「ロゴスキー」は日本初のロシア料理店です。1951年に渋谷で生まれ、2015年に銀座に移転しました。たまに年配の方と話していると「えっ、ロゴスキー、銀座にあるの? ウソでしょ」と言われますが、確かに「ロゴスキー」は銀座にあります。

「ロゴスキー」にはロシア料理店では珍しく、2つのボルシチ「ロシア本場のボルシチ -ウクライナ風-」と「ロゴスキーオリジナルボルシチ -いなか風-」です。どちらも長い名前なので前者は「ウクライナ風ボルシチ」、後者を「オリジナルボルシチ」と称します。

「ウクライナ風ボルシチ」は本場ウクライナらしく、ビーツを使ったものです。意外とあっさりした独特の酸味が持ち合わせるスープです。この独特の酸味と濃厚なサワークリームとの組み合わせが絶妙なんですよね。

「オリジナルボルシチ」は1951年の創業時に登場したもので、トマト味になっています。したがって「ウクライナ風ボルシチ」とは異なりビーツは使っていません。

トマト風味のボルシチは極東ロシアでよく見られます。極東ロシアのボルシチが中国経由で「ロゴスキー」に伝わったのではないでしょうか。「オリジナルボルシチ」の味はとても素朴。「ウクライナ風ボルシチ」と比較すると濃厚な味わいです。

「ロゴスキー」では2つのボルシチを楽しんでほしいですね。そのため2人以上で訪れることをおすすめします。

プロフ(ロシア料理店「ロゴスキー」・銀座)

「ロゴスキー」のすごい点は旧ソビエト連邦の料理を幅広くカバーしているところです。プロフは中央アジアで生まれたポピュラーな炊き込みご飯です。「ロゴスキー」のプロフは「ウズベク風ラム肉の辛口ピラフ」といいます。

「辛口」とありますが、それほど辛口には感じませんでした。少し油っぽい感じですが、ご飯とラム肉との組み合わせは最高! どんどん食が進みます。ロシアでも好んでプロフを食べます。ですが中央アジアを旅した人から聞くと「プロフは飽きる」と言います。私も中央アジアに行くと飽きるのでしょうか。

ブリヌイ(ロシア料理店「ロゴスキー」・銀座)

ロシアのデザートといえばブリヌイと呼ばれるクレープです。「ロゴスキー」のブリヌイはアイスクリームとセットになっています。

ロシアのブリヌイはもっと大きく、ジャムやクリームを大量に塗ります。ロシア・ブリヌイと比べるとレストランの性格もあるのでしょうが、上品な味わいです。

ところでロシアのアイスクリームはとても濃厚でおいしい。「ロゴスキー」のアイスクリームはロシア・アイスクリームよりも少々劣るのはしかたがないですね。

前にも「ロゴスキー」の記事を書きましたが、改めて「今」思い出したことをつらつら書いてみました。私にとって「ロゴスキー」は「マニアックなロシア料理店」という感じですね。

ロゴスキー

http://www.rogovski.co.jp

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