「対立多発時代」に非人間的視点から世界に臨む演劇 ―マグダ・シュペフト インタビューの感想

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“でもネオリベラル資本主義が完全に浸透したいまとなっては、誰も他人のことなど気にせずに生きています。政治的右傾化と資本主義のあわせ技で、私たちポーランド人は前代未聞の「対立多発時代」をいま生きている。だからこそ私は、演劇が今こそコミュニティを作るべきだとおもうんです。舞台上で対立を再生産するのではなく、共感や共鳴や共存を作る。それが現代社会において、演劇が果たす役目なのではないでしょうか。”

以上引用文。

なるほどね。我が国の場合はあらゆる公共の場において、異論を唱えることが難しくなっています。みなさん、知らないうちに耳に心地のいい意見しか聴かなくなっている。それは肌で感じるわけですね。

少なくとも私が主催する会では健全な異論を大切にしたいのです。健全な異論から共感や共鳴や共存ができると思うのです。日本の場合、共感や共鳴や共存を作る前提となる健全な異論を唱える場が整備されていないことが問題だと思います。

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