みなさん、こんにちは。いよいよ、2017年8月8日から極東ロシア向けのビザ緩和がスタートしました! とりあえず、かき集めた情報を記事にしました。なお、全てソースを開示していますので、旅行される方は再度、ソースで確認することをおすすめします。
2017年8月8日からスタートした電子ビザとは?
従来、基本的にロシアの観光ビザを取得するには以下の書類が必要でした。
・パスポート
・写真
・電子査証申請書(ロシア連邦外務省のHPから申請)
・旅行確認書+バウチャー(セットになっている)
問題は旅行確認書+バウチャーです。これはいちいち宿泊するホテルに連絡して取得しなければなりません。この作業がものすごく手間だったのです。
今回のビザ緩和によって、簡単にロシアに渡航できるようになりました。旅行者はロシア入国4日前までにこちらの専用サイトから電子ビザの申請書を提出するだけでいいのです(アライバルビザとは異なります)。
ただし、ビザ緩和にはいくつか条件があります。なお、メディアは5地域に適用されると書いてありましたが、
・滞在地域は5地域(沿海地方、ハバロフスク地方、サハリン州、チュクチ自治管区、カムチャッカ地方)のみ。ウラジオストクやハバロフスクはこれに含まれます。(メディア報道)
・入った地域のみ移動できる(メディア報道)
・滞在期間は最大8日間(メディア報道)
要するに極東オンリーというわけです。モスクワやサンクトペテルブルクを訪れる際は従来どおりのやり方でビザを取得しなければなりません。ご注意ください。
電子ビザで入れる国境検査所は以下のとおり
2018年8月12日現在、電子ビザで入れる国境検査所は以下のとおりです。
ウラジオストク空港
ウラジオストク港
ポシエット港
ザルビノ港
ペトロパブロフスク カムチャツィキー港
コルサコフ港
ポグラニーチヌイ駅
ハサン駅
マハリノ駅
ツリー ロッグ(道路)
ポルターウカ(道路)
ペトロパブロフスク・カムチャツキー(エリゾボ)空港(2018年8月19日から)
ブラゴベシチェンスク空港(2018年8月19日から)
ハバロフスク空港(2018年8月19日から)
ユジノ・サハリンスク(ホムトボ)空港(2018年8月19日から)
アナディリ(ウゴリヌィ)空港(チュコト自治区)(2018年8月19日から)
2018年8月19日から、電子ビザで入国できる国境検査所が増えます。なお、電子ビザを使うと移動は入国した地域に限定されます。2019年2月20日現在、移動制限の緩和に関する議員立法が提出された、とのこと。しばらくはウラジオストクからハバロフスクへシベリア鉄道で移動する際は従来通り紙ビザを取得しましょう。
北海道の稚内からサハリンのコルサコフ行きのフェリーが出ています。ただし、通年運行ではありません。2017年の実績では6月2日~9月19日でした。
参考資料(いずれも閲覧は2017年8月1日)
・タビリス
2016年極東ロシア(ウラジオストク・ハバロフスク)旅行記はこちら
2017年8月8日、一部修正しました。
2017年10月3日、一部修正しました。
2017年12月30日、一部修正しました。
2018年2月16日、追加しました。
2018年8月12日、追加しました。
2019年2月20日、追加しました。