日曜日でしたが、世界遺産にも登録されているスピシュ城に行きました。ネットで見ていると「天空の城ラピュタ」に似ているそうです。「そうです」と書いたのは私が「天空の城ラピュタ」を見てないからです。それはさておきスピシュ城への旅行記を書きます。
バスを乗り継いで
スピシュ城の最寄りの町はスピシュスケー・ポドフラディエです。ここへは東部の町コシツェやポプラドからバスでアクセスできます。私はポプラドに泊まっていたのでレボチャで乗り継ぐ形で、スピシュスケー・ポドフラディエに行きました。
ポプラドから60分~90分かかります。コシツェ~ポプラド間を結ぶバスもスピシュスケー・ポドフラディエに寄ります。ところでレボチャのバスターミナルには充実したスーパーマーケットがあります。
痒さをこらえてスピシュ城へ
実はポプラドの宿でダニに噛まれたようです。至るところに炎症がありかゆかったです。最初はアレルギーを疑ったのですが、体全体ではなく、グーグルで調べて「ダニ」という結論に。本当にうっとおしいですね。
ダニはさておき、スピシュスキーボドフラディエでカツレツを食べ、スピシュ城に徒歩で向かいます。ここからはバスや鉄道はないため「徒歩」でアクセスするしかありません。さて登山口から見るスピシュ城は上の写真のように独特な雰囲気があります。
城の前にはなだらかな坂があり、一直線で走れば15分くらいで着けそうな感じです(実際は絶対に無理ですが)。
40分ほど歩きスピシュ城に着きました。スピシュ城の入口には駐車場があり、多くのスロバキア人は高速道路を使ってクルマで行くようです。
明るい廃墟
城に到着。もっと暗い廃墟かと思っていたら、観光客がいるせいか、案外「明るい」廃墟でした。塔からの眺めは格別そのもの。今まで登ってきた坂が見られます。
スピシュ城は12世紀に建てられた歴史の長い城です。当初はロマネスク形式の要塞として建てられ、後にルネサンス様式に改められました。
ところが1780年に火災に遭い、現在の姿になりました。よく考えれば、200年以上も基本的には変わっていないことが驚きですね。
城には小さな博物館もあります。「これだけ、がんばって修復しましたよ」という努力アピールが目立つ博物館でした。個人的には下手に復元するよりも、このまま修復せずに整備した方が趣深くでいいと思うのですが。
この後、雨が降りしきる中、下山し、日本人旅行客に会い、いろいろ話していました。帰ったら「ラピュタ」を見て、本当に似ているかどうか、確認しないといけませんね。
追記 この後、スロバキア在住の方から、スピシュ城は「悪者の城」のモデルだったそうです。ありがとうございました。
(9月20日)
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スピシュ城の位置