ルーマニア・ブラン城はドラキュラを感じる心霊スポット?

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ルーマニア観光の目玉の一つ、ドラキュラのモデルとされているブラン城に行きました。見た瞬間に「薄気味悪い城だなあ」というのが第一印象。これほど、圧倒的雰囲気を誇る城は日本にないでしょうね。アクセス方法も含めて解説します。

ブラショヴからブラン城への行き方

ブラン城へのアクセスは大変ややこしく不便です。私もガイドブックを見ましたが、今ひとつよく分かりませんでした。したがって、ここで徹底解説します。ブラショヴ旧市街から歩いて数分のところに市内バスターミナルがあります。

市内バスターミナルの詳細な位置は宿の方に聞いてください。ここで、ねずみ色の建物(切符販売所)で切符を買ってください。ポイントは必ず往復分(2枚)を購入すること、計8レイになります。

16系統のバスに乗車します。運転間隔は1時間に3~4本です。バスに乗車したら、進行方向左側の座席に座ってください。放送や案内表示器はありませんので、必死になって窓を見てください。

発車20分ぐらいすると、前方方向左側にスタジアムがあり、その隣に小さなバスターミナル(autogara2)が見えます。「バスターミナルが見えたな」と思ったらバスが止まりますので降りましょう。

小さなバスターミナルから、2番線のブラン方面行きのバスに乗ってください。運転本数は1時間に1~2本です。料金は片道7レイ。運転手から購入できます。

発車して45分くらいすると、前方方向左側にプラン城が見えます。見えたところでバスが停車しますので、ここで下車です。ブラショヴ旧市街からブラン城まで60分~90分です。

独特な雰囲気のブラン城

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バスから見ても「うわぁ」という声が出てしまうような、何ともいえないオーラがある城です。ブラン城が建造されたのは13世紀です。

冒頭に「ドラキュラのモデル」と書きましたが、ドラキュラのモデルとなったドラキュラ公ヴラド3世はこの城には住んだことがないようです。

実際に住んでいたのはヴラド3世の祖父でした。いずれにせよ、ブラン城が「ドラキュラのモデル」になるのは当然ですね。

筆者撮影

筆者撮影

30レイ(900円)を払って城に突入。館内は当時の様子、生活を再現した至って普通の展示をしています。

執務室や女性が音楽を楽しんでいた部屋など、ヨーロッパの典型的な展示方法です。それでも、窓が小さいため「ここには住みたくないなあ」というのが本音。

また、城内はものすごく複雑な構造をしているため、迷子になりました。同じ部屋を何回も入ってしまうことも。ルーマニア人観光客も迷いながら城内をウロウロしています。火事が起こったらどうなるのでしょうか。

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全体的に素朴なレイアウトの部屋が多いです。絵も素朴でした。にも関わらず椅子のデザインがユニークですね。

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こちらは寝室です。写真からもわかるとおり、ベッドが硬そうですね。また、ベッドに敷かれた赤色のシーツがまた、なんとも・・・。

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この肖像画の人物がドラキュラのモデルとなったワラキア公ヴラド3世(1431年~1476年)です。オスマン帝国と対立したと同時にワラキア公国の中央集権化を押し進めた人物です。

ヴラド3世はどうしても「負」のイメージがある王様ですが、私は評価に値する人物だったと思います。何しろ、あの大国、オスマン帝国と対峙したわけですから。

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城から降りると、ルーマニア在住のハンガリー系の男性から日本語で呼び止められました。なんと10数年間に渡って名古屋に住んでいたとのこと。

「シギショアラのドラキュラ城もいいですよ」と勧めてくれましたが、私はこれで十分です。なお、ヴラン城の周辺にはお土産屋がたくさんあります。

ルーマニアは野犬に注意

ルーマニアを訪れる際には野犬に注意しましょう。今回は晩秋に訪れたので、それほど野犬は見かけませんでした。しかし、ルーマニアで野犬に囲まれた経験を持つ人もいます。

 

ルーマニア人は犬を撃退するための超音波装置を持っているらしいです。ルーマニアを訪れる際は、犬撃退の超音波装置(ドッグチェイサー)を購入することをオススメします。持っているだけで、安心感が全然違います。

(11月16日)

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