リュブリャナから電車で北へ2時間。スロベニア第二の都市マリボルへ行きました。「第二都市」と言っても、リュブリャナがコンパクトな首都なので、それをさらに小さくした都市です。しかし、ワインを味わい素敵な出会いがありました。
鈍行列車でマリボルへ
リュブリャナからマリボルへはICS(特急)がありますが、本数が多くないので、この日は鈍行列車で行きました。
残念ながら、鈍行列車ですとリュブリャナからマリボル行き直通列車はありません。Zidani Mostという山あいの駅で乗り換えです。
リュブリャナ9時55分、2両編成の新車が気持ちよく発車しました。最初は平原の土地を快走しますが、次第にカーブが多くなり渓谷のような場所を走ります。
ちょうど紅葉が見頃だったので、車窓からの風景がとても美しかったです。1時間ほど走り、11時前にZidani Mostに到着。
ここで多くの乗客がマリボル行きに乗り換えます。駅員さんがマリボル行きのホームを案内してくれたので何も問題はありませんでした。
マリボル行きも2両編成の普通電車でした。13時前、無事にマリボルに到着しました。この日は帰りにICSを利用しようとしましたが、ICSは運休していました。
マリボルでスロベニアワインを味わう
マリボルはワインの産地として有名で、試飲ができるワイン博物館があります。この博物館、何と入場料は無料。
おまけに、わずか4ユーロで試飲ができるのです。早速、試飲にチャレンジしました。1本目は「Črnko 」の白ワイン。甘めというわりには結構辛めでお刺身に合うような白ワインです。
2本目は「Kraner-Plateis」のロゼ。香りが華やかでとてもおもしろい味のするワインです。なかなか言葉で表現することができません。ガイドの方も「不思議な味」と評するワインでした。
3本目は「Kraner-Plateis」の白ワイン。こちらはデザートにも合うとても甘いワインでした。個人的には2本目のワインが気に入りました。日本でもスロベニアワインが手軽に購入できたらいいのですが。
これら3本以外にもスロベニアワインがありました。スロベニアワインは大阪にある「365wine」で購入できます。スロベニアワインに興味がある方は一度チェックしてみましょう。
マリボルで日本語を勉強しているスリランカ人に会う
最後に市立博物館に行ったわけですが、何とここで日本語を勉強しているスリランカ人の女性スタッフに会うことができました。とても、日本語が上手で驚きました。日本で数年間、留学や労働の経験もあり、日本をとても懐かしんでいる様子。
その後、スロベニア人の方と結婚しスロベニアに居住することになりました。ところが、スロベニアでは日本語の需要がとても少ないのです。日本語で書かれた本も少ないので、日本語のレベルを維持するのに四苦八苦している様子でした。
日本語能力検定試験を受けるだけでも、ウィーンやブダペストまで出ないといけないのです。軍事にお金をかけるなら、日本文化、日本語に触れ合える拠点にお金をかけた方がいいと思うのですが。その分、こちらが個人的にお手伝いできればと思います。
ワインが好きな方はマリボルは必見の都市
マリボルはガイドブックにもあまり紹介されていないので、まとめを書いておきましょう。とにかくワインが好きな方はマリボルに寄りましょう。上質で安いワインが手に入ります。マリボルはウィーンからクロアチアのザグレブ行きの列車も止まります。
注意点としてはマリボル駅から旧市街は微妙に離れているので(徒歩20分~30分くらい)ご注意ください。インフォメーションセンターで地図をもらうことを忘れないように!
(10月14日)
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