セルビア・ノヴィ・サドはヴォイヴォディナ自治州の首都 

筆者撮影
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ベオグラードが一段落したので、ヴォイヴォディナ自治州のノヴィ・サドに行きました。この街は、セルビア人以外にハンガリー人、スロバキア人など多様な民族が住んでいます。

統計ではセルビア人の占める割合は7割強といったところです。また、ノヴィ・サドはセルビアのヴォイ・ヴォディナ自治州の州都になっています。

4カ国語で書かれた市庁舎

ベオグラードを11時過ぎに発車するブダペスト行きICに乗りました。車両は相変わらず2両編成。車内は満員です。もう少し両数が増えないものでしょうか。北に進むこと90分。定刻通り12時42分にノヴィ・サドに到着。 17342483_1354967074524811_780548285186310229_n

駅は社会主義そのままの雰囲気。ドヨーンとした独特の暗さが周りを支配していました。

筆者撮影

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大通りを歩いて20分。ようやく中心地にたどり着きました。ベオグラードと違ってヨーロッパ、「中欧」の雰囲気が漂う街です。言い方を変えれば、少し垢抜けています。

広場にはセルビアの国旗と共にヴォイ・ヴォディナ自治州の旗がありました。バルカン半島において、これほど仲良く「国」と「自治組織」の旗が並ぶのはここだけではないでしょうか。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA そして、ヨーロッパ調の市庁舎にあったプレートを見ると4か国語で書かれていました。セルビア語、ハンガリー語、スロバキア語、最後はウクライナ語でしょうか、少し分かりません。いずれにせよ、日本では考えられないですね。※最後はルシン語です。

これはどこの宗派?教会クイズ

筆者撮影

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当然、これだけ多様な民族が住んでいるのですから、様々な教会があります。まず、広場にどーんと建っているのはカトリック教会。天に伸びる尖塔を見ればすぐに分かります。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA そして、多いのがセルビア正教の教会です。ミサを行っているところは入れませんでしたが、中に入れる教会もありました。

中に入ると美しいイコンが。写真撮影厳禁が本当に残念です。少し中心から離れるとシナゴーグもあります。現在、ノヴィ・サドにはどれくらいユダヤ教徒がいるのでしょうか。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 残念ながらスロバキアのルター派教会は見つけられませんでした。それでも「これはどこの宗派の教会かな」と考えながら歩くのは実に楽しいことです。※この写真がスロバキアのルター派教会であることがわかりました。

(10月24日)

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ノヴィ・サドの位置

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