「任意予約」と「強制予約」について

ブルノ駅にて
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「任意予約」と「強制予約」耳慣れない単語だと思います。ヨーロッパの鉄道システムは日本とは大きく異なります。日本では自由席と指定席で分かれますが、ヨーロッパでは異なります。

 

その代わり「任意予約」と「強制予約」に分かれます。本来はもっと複雑ですが、今回はシンプルにこの二つのシステムを解説します。

 

「任意予約」

この場合、66番はウィーン中央→プラハ中央までは座れません。64番は座れます

この場合、66番はウィーン中央→プラハ中央までは座れません。64番は座れます

席を予約できる。ただ、席を予約しなくても乗れるシステムのことを指します。もちろん、席を予約する際は追加料金がかかります。

 

さて席を予約しなかった場合は、座席番号の横にあるプラスチックのメモ入れに注意しましょう。ここに、予約表が入っていればその席は座れません。逆に何もなければ座れます。オンシーズンや人気のある区間は予約した方がいいでしょう。

 

採用国 ドイツ、オーストリア、チェコ、スロバキアetc 

 

「強制予約」

ポーランドの1等車

ポーランドの1等車

「全車指定席」と言い換えた方がいいでしょうか。要するに必ず席を予約しなければなりません。この場合、確実に席を確保できますが、列車が入線したと同時に指定された車両まで走らなければならない手間があります。

 

採用国 ポーランド、ロシアetc 

 

ややこしいのは、「任意予約」の国→「強制予約」の国の場合です。この場合、出発する国が「任意」でも予約が必要な場合があります。これは駅員に聞いて下さい。また、「任意予約」の国でも一部の特急列車は全車座席指定の場合があります。ご注意ください。

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